2014年06月08日

小夜子を生み出した長谷川先生の虜になった11才の姪


「面白かったです♪」

「一気に読んじゃいました!」

「はい、楽しみにしています。」

 ***  ***  ***  ***

まさか、長谷川洋美先生と直に話が出来るとは思っていなかったのだろう。

終話した様子の先生から手渡されたスマホの向こうで、姪の声がはずんでいた。あこがれの長谷川先生に直接「タロットの魔女」の感想を言えることになろうとは、夢にも思っていなかったはず。小学生の姪はいつもの調子で、元気にしている?と、私に電話をしてきたのだった。

私だって、夢のよう。

片田舎にある我が家に、長谷川先生が来てくれるなんて、信じられない事実。たった今、姪のために用意した「タロットの魔女」に、先生がサインを入れてくれたばかり。その矢先にかかってきた電話の主が、姪だった。

「タロットの魔女」著者の長谷川洋美先生に入れてもらったサイン



本が無くては生きられない姪は、夏休みなどの休暇を利用して我が家に来ると、外出をする以外はほとんど読書に没頭する。

湘南の海に近いという場所柄、夫にサーフィンを教えてもらうなど、活発な面も持ち合わせるが、読書に勝る趣味は無さそうだ。



昨年の夏休みにも新幹線に乗り、仙台から1週間ほどの滞在予定で、姪は遊びに来た。ある日の午前中、自分で持って来たぶ厚い本は読み切ってしまい、新幹線の中で読むために持参したらしき文庫本のページをめくり始めた。どうやら、母親が読んでいる自己啓発本を、暇つぶし用に持ってきた様子。



小学6年の姪には難し過ぎるかもしれないと迷っていたが、「タロットの魔女」を差し出してみた。今手に持っている「人付き合いのコツ」的な、コミュニケーションスキルをマニュアル化したような本よりも、コチラの方が明らかに面白いはず。

真剣に「タロットの魔女」を読む姪

姪は、話しかけても返事が無いほどに、すぐに本の世界に入っていた。
数時間で読み終えた「タロットの魔女」を、午後の外出から帰宅したあとにも、再び読み返す。おそらく、仙台に帰るまでの滞在中に、最低3回は読んだだろう。

姪は、私が思っていた以上に、「タロットの魔女」を楽しんでいた。



長谷川洋美先生と一緒に写っている、友人のSと私の写真を姪に見せてみた。銀座で、食事会をした時の写真。先生と、私たちよ。


「へえ。長谷川先生、きれいだね。」


長谷川先生の作品である本は、お気に入りの一冊になったようだ。それと同時に、著者である先生の素顔を見て、急に親近感がわいてきた様子だった。



その様子を見て、姪にも1冊「タロットの魔女」を買ってあげようと、思ったのだった。



秋になり、台風の季節が過ぎると、長谷川先生は鎌倉まで足を運んでくれた。春先に銀座で開催した、ランチ会以来の再会。先生は、Sと私が毎月会って食事を楽しんでいる事を知り、遠路はるばる来てくれたのだ。

そして、小夜子のように優しくSと私の話しを聴き、常に適切な対応をしてくれる。そうかと思えば、強烈な武勇伝を話してくれて、私たちは呼吸困難になるくらい笑い転げた。話が尽きず、ついには我が家にまで来てくれて、ミラクルなタイミングに電話をしてきた姪にも対応してくれた。



長谷川先生に、お見せするのを忘れたメモがある。昨年の夏休みに来た姪が、仙台に帰る直前に「振り返ろう。」と言って、書き出したメモ。

「タロットの魔女」ストーリーの骨格メモ

タロットの魔女」を読みこんだ人にしか、このメモの意味は分からない。そして、姪がいかに小夜子の存在に注目しているのかが、このメモには表れている。

 ***  ***  ***  ***

「次の、続・タロットの魔女も読んでね♪」

長谷川先生が、姪に伝えた言葉。



そう。
先生は、「続・タロットの魔女」を書き上げたのだ。

そして先生は、Sと私に爆弾発言を残して帰って行った。



posted by yoshikachan at 12:37| 小夜子を生みだした長谷川洋美先生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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